
私は過去に、ベルトをしないで無理にスクワットをしていた時期があり、そのおかげで腰を痛めてしまったことがあります。
一度腰痛を起こすと、ベンチプレスなど他の種目にも影響が出てしまい、限界まで追い込むことができなくなってしまいました。(その後完治するために3週間ほど休みました・・)
「筋トレの腰痛はしんどい・・」
と思って購入したのがゴールドジムのパワーベルトでした。
私の場合、腰痛がきっかけでベルトを購入したのですが、全ての人にベルトが必要というわけではありません。
いろいろ調べてみると、ベルトをする派とベルトをしない派がいて、それぞれちゃんとした理由があるようです。
さて今回の記事では、スクワットやデッドリフトの時のトレーニングベルトの必要性について考えていこうと思います。
トレーニングベルト(パワーベルト)は必要なのだろうか
主に高重量を扱う種目で着用するトレーニングベルト。
よく上級者がバーベルスクワットでベルトを着用しているのを見かけますが、最近は初心者でも使っている人を見かけるようになりました。
まずはトレーニングベルトを付けることによるメリットとデメリットを考えてみましょう。
トレーニングベルトのメリット
メリット①腹圧を上げ、腰痛などの怪我防止
トレーニングは怪我をしないことが非常に大事です。
特に高重量を扱うバーベルスクワットやデッドリフトでは、腰痛(怪我)のリスクが付きもので、重量が上がれば上がるほど負担が大きくなっていきます。
そこでトレーニングベルトが活躍します。
トレーニングベルトをすると、お腹に力を入れやすくなるので、結果的に体幹ががっちりと固定されるようになります。
体幹が固定されることで腰への負担が軽減されるというわけです。
メリット②高重量へ挑戦できる(パフォーマンスが上がる)
トレーニングベルトを付けない場合、高重量に挑戦するのが少し怖くなります。
私自身、腰の調子が良いときにはベルトなしで100Kg前後でバーベルスクワットをやることがありますが、日頃からベルトに慣れてるとベルトなしでやることへの恐怖心が生まれます。
つまり、ベルトを付けたほうが怪我の心配や恐怖心などの精神的な負担が少なくなるので、リラックスした状態でベストパフォーマンスを発揮することができるのです。
もちろんベルトをすることでバランス力・安定感も生まれますので、高重量を扱いやすくなりますね。
トレーニングベルトのデメリット
デメリット①体幹を引き締めるという意識が薄れる
ベルトなし派の方で多いのが「トレーニングベルトをすると体幹が鍛えられなくなるのでは?」という意見です。
これに関しては様々な意見がありますが、
「ベルトをすると体幹が全く使われなくなる」という極端なことにはならないと個人的には考えています。
しかしベルトをすると、「ベルトをしている」という安心感が生まれるので、体幹への意識よりも持ち上げることへの意識が強くなるのは事実です。
逆にベルトなしの場合は、持ち上げることへの意識と同時に体のブレやバランス(要するに体幹部)も考えないと、高重量をきちんとしたフォームで保つことができません。
つまりベルトを付けると、重量を持ち上げることへの意識が強くなり、体幹を引き締めるという意識が若干薄れるんじゃないかなと、私は思っています。
※バーベルスクワットの話です
もちろんフォームや意識の違いは人それぞれあるので、「100%そうだ!」とは言い切れません。
トレーニングベルトをすることで得られるメリットやデメリット、ベルトをしないことで逆に得られるメリットもあるということを頭に入れておくと良いでしょう。
ウェイトトレーニングベルトは必要なのだろうか
私の場合、バーベルスクワットやデッドリフトはその日の調子によってベルトを着用する日と着用しない日を分けています。
それは上記でも書いたように、より高重量を意識したトレーニングをする日(高負荷で下半身を徹底的に潰したい日)はベルトを付けて重さ重視で行います。
逆に調子の悪い日や体幹部も同時に意識して鍛えたい日は、そこそこの重量を使ってベルトなしで行っています。
今は腰の怪我は治っているので、こういった鍛え方ができています。
つまり、私自身ベルトが必要か必要でないかを考えると、私は両方のやり方を行っているので必要であると考えています。
「自分がどのように体を作っていくのか」が重要
ベルトをする派、ベルトをしない派、どちらもそれぞれメリットがあります。
両方のメリットを最大限に生かすことがトレーニングの質の向上につながると私は思っています。
やはりトレーニングに対する考え方は各々あると思います。
ベルトを着用して重量を追い求めていく人、
ベルトをしないである程度の重さで体全体や体幹を意識しながら行う人、
怪我防止のためにどんな重量でもベルトを常に着用する人、
中にはベルトなしで体幹を強くすることで逆に怪我防止を行っているという方も。
結論としては、
「自分自身がどのように体を作っていくのか、何を理想とするのか」、それが重要なのです。
今回の記事はこれで最後になりますが、トレーニングは怪我をしないことが前提ですので、自分に合ったトレーニング方法で行うことが一番です。
では次の記事では、私が使っているゴールドジムのパワーベルトを紹介していきます。