
「腹筋を割るためには毎日やれば良い!」
「腹筋は毎日やっても大丈夫!」
『腹筋は回復が早い!」
など、腹筋に関しては様々な情報が流れています。
果たしてこれらの情報は本当なんでしょうか?
今回の記事では、我々が抱く腹筋に関する疑問点をいくつかまとめてみましたのでご覧ください。
腹筋は毎日鍛えると効果的なのか?
腹筋についてよく言われているのは「腹筋は回復が早いから毎日やっても大丈夫」ということ。
確かに腹筋は他の部位に比べると回復が早いですし、疲労も残りにくいです。
だけど「毎日やれば良いの?」と言われると、答えはイエスではなくノーです。
そもそも筋肉が発達する仕組みを考えてみましょう。
筋肉は負荷による刺激を与えることで筋肉が傷つき、栄養や休養をとることで回復して以前よりも少し大きく発達します。
「刺激が与えられる→回復(栄養/休養)→刺激→回復(栄養/休養)→・・」
この繰り返しで筋肉は大きく発達します。
では腹筋で考えてみましょう。
「腹筋は回復が早い」は誤解?
腹筋運動で一番分かりやすいのは、床に座って膝を曲げ、上半身を上げ下げする運動が最もポピュラーな手法です。
この手法、腹筋運動としては間違いではないのですが、いつしか回数をこなすことを目的として実践される方が多くなり、「多くの回数=負荷がかかった」と思い込んでいる人が多いのが現状です。
「回数をこなすために上下の動きを早くやる→結果的にぜぇぜぇはぁはぁと息が上がり、やりきったと勝手に思い込んでしまう」
実はこの腹筋運動、1日に何十回何百回こなしても腹筋を割るための効果はそれほどありません。
負荷が小さいから回復が早いと思い込んでいる
筋肉は刺激が強いほど回復時間が長くなります。
たとえ腹筋は回復が早い部位だとしても、負荷が強ければ別の部位と同じように回復の時間が長くなります。
上記でお伝えしたように、腹筋運動でただただ回数をこなすような方法では腹筋への刺激が少ないために、回復時間も短くなります。
そういった流れで「腹筋は回復が短い、だから毎日やっても大丈夫・・」といった情報が流れてしまったようです。
つまり、腹筋は毎日やっても効果は期待できません。
むしろ腹筋運動のやり方に問題があると考えましょう。
1日おきで実践すると良い?
もう一つの説として「1日おきに実践すれば大丈夫」という情報もあります。
これもやはり、取り組み方や負荷のかけ方によって異なると考えてください。
1日置いて筋肉痛が残っているのであれば避けるべきですし、筋肉痛がなくても1日おきを長期間継続的に取り組むのは好ましいものでもありません。
腹筋へきちんと刺激を与えることができれば1日おきでも筋肉痛の痛みがありますから、回復する時間もかかります。
大切なのは適切な形で腹筋へ負荷を与えることです。
時間ばかりかけて刺激も少ない・・、これではいつまでたっても変わらないままです。
少ない回数で大きな負荷をかけることが重要
腹筋を割りたいという方はやみくもに回数をこなすのではなく、少ない回数で大きな負荷をかけることが重要です。
これだと短時間でピシャッと終わらすことができますし、筋肥大としても効果が増します。
効率的に負荷をかけるのに有効なのは腹筋ローラーです。
体感的にはだいたい腹筋ローラー10回〜15回で、通常の腹筋の100回ぐらいの負荷があります。
こうした簡単な器具を使うだけで大きな刺激を短時間で与えることが可能となります。
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まとめ
腹筋を割りたい方は、腹筋を上げ下げする運動だけではなく、別の種目を取り組んで効果的に刺激を与える必要があります。
また、腹筋は毎日やるのではなく、やはり2日程度は休養を取るべきだと考えます。
コンディション次第では1日おきでも大丈夫ですが、負荷の度合いによって考えながら実践してください。(休養に関しては筋肉への刺激の大きさによって異なります)
効率的に腹筋を割りたい、効率的に腹筋を鍛えたいという場合は腹筋ローラーも非常に有効ですよ☆