
女性は常に美意識を持っていますし、健康面にも気を使っていることだと思います。
ただ、普段の食生活だけではどうもケアが追いつかない点も多くあります。
今話題の健康油はたくさんありますが、今回は体内ケアにおいて優秀な油であるえごま油をご紹介していきます。
テレビで何かと話題の健康オイル。
前回は米油についてご紹介しましたが、今回もテレビで話題のオイルを紹介します。
えごま油とは
えごま油とは、シソ科の植物の種からとれる油のことです。
(別名:しそ油)
えごまと聞くとゴマっぽいんですが全く異なるんです。
えごまの原産地はインドや中国の高地であり、時代を経て韓国や日本にも入ってきたと考えられています。
一万年前から栽培されていたと言われており、日本最古の油脂植物とも言われています。歴史のある植物だというわけですね。
えごま油の効能

えごま油には様々な効能があります。
認知症に効果あり
えごま油には、脂肪酸であるα-リノレン酸(アルファリノレン酸)が含まれています。
α-リノレン酸は、体内に入れると分解されてEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)に変化します。
実はEPAとDHAが非常に優秀でして、この成分は脳の神経細胞を活性化してくれる働きがあるのです。
一般的にはEPAやDHAは学習能力を高めてくれる働きがあると言われており、脳の老化防止につながるわけです。
脳細胞を守ってくれるので、医学的にも認知症予防やアルツハイマー症に良いと言われているんです。
えごま油は、最近は老人ホームの食事でも取り入れられているぐらいなのです。
ダイエット効果
α-リノレン酸には、油を分解してくれる働きがあります。
つまり、脂肪がたまりにくい体にしてくれるわけです。
脂肪燃焼へと働きかけててくれるので、ダイエット効果に期待できますし、男性はメタボ予防にもつながるのです。
テレビでもえごま油の特集では「太らない油」だと言われていますね。
アレルギーを予防・改善
α-リノレン酸は、アレルギーの炎症を抑える働きがあると言われています。
特にアトピーや花粉症などのアレルギー体質の方は、予防や改善に効果的だと考えられています。
その他の効果
その他にも、えごま油には様々な効能があると言われています。
- コレステロール値を下げる
- 血圧を下げる
- 動脈硬化の予防
- 精神を安定させる
- 不整脈予防
上記で説明した以外にも様々な効能があります。
一番優秀な成分は、やはりα-リノレン酸ですね。
えごま油は特にα-リノレン酸の含有量の割合が圧倒的に高いです。
サフラワー油 | 0.1% |
ごま油 | 0.3% |
コーン油 | 0.7% |
オリーブオイル | 0.9% |
サラダ油 | 7.9% |
えごま油 | 56% |
ご覧の通り圧倒的にえごま油の含有量が多いですね。
えごま油の摂取量
えごま油は、一日スプーン一杯摂取すると1日に必要な摂取量を摂ることができます。
スプーン一杯は大さじ1杯を目安にしてください。
食べ方は、トーストにバター代わりに使ったり、ドレッシングとしてサラダにかけたり、卵かけご飯にかけたりと様々です。
この辺りは別の健康オイルと同じ摂取の仕方です。
あとですね、タンパク質と一緒に摂取するともっと効果的みたいです。
タンパク質だと卵かご飯がやりやすいかも☆
ただし、えごま油を摂取する上で注意点が一つあります。
エゴマ油の注意点
えごま油は熱に非常に弱いです。
実は先ほど何度も紹介したα-リノレン酸は熱に弱く、熱すると成分が壊れると言われています。
ですので、料理でも加熱は絶対に避け、シンプルにドレッシングなど、そのまま使うことをお勧めしますね。
熱に弱いといっても、出来上がった食事にたら〜とかけるのは大丈夫ですよ^^
なので揚げ物とかは絶対に不向きですし、高温に当てるのは避けましょう。
まとめ
えごま油には、α-リノレン酸という有効成分が豊富に含まれており、様々な予防や対策になります。
特に認知症対策や脳の活性化に良いとされていますので、是非日頃の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。
もちろん美容やアンチエイジング、ダイエット効果やメタボ改善にも良いので普段の食べ物と一緒に摂取するのはかなりオススメです。
ちなみにえごま油は中国産や韓国産などの海外産もあるんですが、やっぱり国産が人気ですね。
国産は無添加ですからね、通販だと太田油脂という会社で販売されているのをよく見ます。
最近はAmazonや楽天でも簡単に手に入るので色々と調べてみると良いですよ^^